후리가나로 읽는 일본 고전
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せいあどうきだん
青蛙堂鬼談
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 青蛙堂鬼談(せいあどうきだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,438자 · 238화면
」と、またひとりが言った。
「しかし、ともかくもそういう心あたりがあるなら、重助をよんで訊いてみよう。」
庄屋はすぐに重助を呼んだ。彼は、水呑み百姓で、一家内四人の暮らしさえも細ぼそであるところへ、この間から自分の従弟の娘というのが転げ込んで来ているので、まったく困るとこぼし抜いていた。娘といってもことし三十七で、若いときから身持が悪くて方々のだるま茶屋などを流れ渡っていたので、重い瘡毒にかかっている。それで、もうどこにも勤めることが出来なくなったので、親類の縁をたよって自分の家へ来ているが、達者なからだならば格別、半病人で毎日寝たり起きたりしているのであるから、世話が焼けるばかりで何の役にも立たない。と、かれは庄屋の前で一切を打明けた。
「半病人では困るな。」と、庄屋も顔をしかめた。「実は嫁の相談があるのだが……。」
「あんな奴を嫁に貰う人がありますかしら。」と、重助は不思議そうに訊いた。
「きっと貰うかどうかは判らないが、あの吉次郎が嫁を探しているのだ。」
「はあ、あの蛇吉ですか。」
蛇吉でも何でも構わない。あんな奴を引取ってくれる者があるならば、どうぞお世話をねがいたいと重助はしきりに頼んだ。