후리가나로 읽는 일본 고전
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せいどうのキリスト
青銅の基督
長与 善郎
長与 善郎의 青銅の基督(せいどうのキリスト)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,703자 · 133화면
」
「まあ紹介というわけでもないが、何せそういうわけで、今までの紙の踏み絵じゃ一向役に立たぬで、何か彫り物で、いつまでもそのありがたいお像がはっきり残るような物を作る工人はなかろうかとあの男がわしのところへたずねに来たもんじゃ。」
「それで僕に思い当たってくれたわけか。」
「そうじゃ。わしの知っている彫り物師はほかにもあるが、そこが親友の間がらじゃ。へへ。おぬしの専門は南蛮鋳物じゃが、金物なら木彫りよりはなお磨滅するうれいもなしな。わしがそういって話すとあの唐人先生、日本にそういう鋳物師があるとは知らなんだ、鋳物でできるならもとよりそれに越したことはないという大喜びさ。どうじゃ。一つやって見んかね。もうけもんじゃぜ。」
「ふむ。そしてそれを君や世間の有象無象に踏んづけさせてくれようというんだね。――ありがとう。まあ、ご免こうむろうよ。」
裕佐はそういって、挨拶もせずふいに横道へ曲がった。
しかし一人になるがいなや、どうしてこんな乱暴な別れ方をしたのかと彼は悔やむのであった。なぜか彼は、つねづね厚意を持っていた孫四郎の細君の姿をふと考えた。そして彼ら夫婦の仲と、寂しい愛とを思った時急に哀れな気がして来た。