후리가나로 읽는 일본 고전
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ふうちそう
風知草
宮本 百合子
宮本 百合子의 風知草(ふうちそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 44,107자 · 88화면
その男が多弁に「民主的」に、権力を非難し野蛮なる法律を攻撃しているのであった。
話しながら廊下をこちらへ来る吉岡の声がした。重吉が、手さぐりで結んだネクタイを横っちょに曲げた明るい顔でドアをあけた。
「いかが?」
「案外だった」
「そんなによくなっていたの?」
「いい塩梅に病竈がどれも小さかったんですね」
吉岡が煙草に火をつけながら云った。
「大体みんなかたまっていますよ。この分なら、無理さえしなければ大丈夫と云えますね」
「石田に無理さえしなけりゃと、云うのが抑々無理らしいわ。――でも、よかったことねえ。ありがとう」
ひろ子は、椅子の背にかかっていた上着をとって重吉にきいた。
「お着にならないの?」
「もう一遍行くんだ――そうでしょう?」
「肺尖のところが、どうもよく見えなかったんです、丁度鎖骨の下だもんだから。ついでに、見直しておいた方がいいでしょう。血管がそこでいくらか太くなっているから、先の方に全然何もないって筈はないんですがね」
肺尖のところは、二度目にも骨に遮られてよく映らなかった。吉岡は、
「石田さんは、自分の体についちゃもう専門家なわけだから大丈夫でしょうが、何しろ、ちゃんと証人が立っているんですからね」