후리가나로 읽는 일본 고전
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔法人形/サーカスの怪人(まほうにんぎょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 148,224자 · 297화면
すると、そこにいるのはいつも、たたけばこちこちと音のする、ほんとうの人形でした。
ですから進一君は、生きて動く人形が、こちこちの人形とかわるところを、見てやりたいと思いました。それには、人形よりさきまわりをして、人形部屋の中に、かくれていなければならないのです。
進一君は、いまこそ、さきまわりをするときだと思いました。
ユリ子人形は、あの四角いふろしきづつみをなげてから、そのまま窓のところに立って、じっとまっ暗な庭を見おろしていました。下にいる男が、うまくつつみを受けとって逃げだすのを、たしかめようとしているのです。
そのとき進一君が、懐中電灯のあいずをした窓は、ユリ子人形のいる窓よりも、ずっと人形部屋に近かったので、だいじょうぶ、さきまわりができるのです。
進一君は、足音をたてないようにかけ出して、人形部屋へはいりました。そして壁のスイッチをおすと、パッと電灯がつきました。
その光で、ひと目、部屋の中を見たとき、進一君は、「あっ!」と声をたてて、立ちすくんでしまいました。
いつのまにかユリ子人形が、ちゃんと、部屋に帰っていたからです。
「そんなはずはない。