일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かいじんじゅうまんかん

魯庵の明治 山口昌男、坪内祐三編

内田 魯庵

内田 魯庵의 魯庵の明治 山口昌男、坪内祐三編(かいじんじゅうまんかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,671자 · 55화면

아오조라 문고

は西欧知識の断片零楮も猶お頗る愛惜しなければならない。眇たる丸善の損害は何程でもなかろうが、其肆頭の書籍は世間の虚栄を増長せしむる錦繍綾羅と違って、皆有用なる知識の糧、霊魂の糧である。金に換えたら幾何のものでなくても、其存在の効果は無際涯である無尽蔵である。此の焼けて灰となった書籍の一冊を読んで大発明をし、大文章を書き、大建築を作る人があったかも知れない。書籍は少くも五百部千部を印刷するゆえ、一冊や二冊焼けても夫程惜しくないと云う人があるかも知れぬが、日本のような外国書籍の供給が不十分な国では、一冊や二冊でも頗る大切である。且其の焼けた一冊が他日の大発明家、大文学家、乃至大建築家を作るべき機縁を持っていたかも解らない。何千部何万部刷ろうとも失われた一冊は日本文化に取っては一冊の世界的知識の損失であると、感慨一時に湧いて来たが、周囲の人声や履の音に忽ち消されて了った。

工事中の新築の階下へ行って見ると、材木や煉瓦やセメント樽を片寄せて炭火を焚いてる周囲に店員が集って、見舞物の握飯や海苔巻を頬張ったり鯣を焼いたりしていた。メリヤスの肌着と股引の上に外套を引掛けた焼出された宿直の一人が、富田の店員が三人屋根伝いに逃げて来て助けて呉れと云った顛末を語っていた。