일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうがいのおもいで

鴎外の思い出

小金井 喜美子

小金井 喜美子의 鴎外の思い出(おうがいのおもいで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,675자 · 254화면

아오조라 문고

拝啓。一昨日は御書を給はり、辱く奉存候。其節御恵贈の朝鮮産西洋種梨子、誠にやすらかにして美味、有難存候。彼の争議一件御筆にのせられ候由、以て当今社会の現況を知る事を得べく、楽しみ罷在候。何卒御示下され度希上候。土山の下の終に、深山に佗しくくらし居り候老僧にかしづきゐる婦人の京の客の帰り行くをたゝずみて遥に見送る心情、いかにも思ひやられ候。

林太郎君在職中遺業の一つがどふやら湮滅せんとするありて、此頃後々迄もはつきり書きて遺したく、それぞれ調べ中に候。昨日も目黒の奥の方の又奥迄人を尋ねまゐり候。どこ迄行きてももとは荒野なりしが、町つづきになりて、ビルヂング様の建物も見え、草屋根の家などは一向見えず、いやに開けたものと呆れ申候。

千葉あたり田舎の家屋は昔に変らねど、人心のいやに青竹の手すり然と険悪にすれからしになりたるも心にくゝ覚え候。どこか秋の虫をきゝ、肱を枕にゆるりと午睡し得る所はなきかなぞ夢想せられ候。

貴詠ちと御ひまになり候はゞ御認め下され度、是れ又希上候。匆々不備。九月十二日、鶴所。

賀古氏と兄とは、大学生時代から五十余年にわたって、公私共に変らぬ親友なので、その官人生活の裏面には、いつも多大の配慮を得て、山県公その他へも推薦せられたものでした。