후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さとう
麻布襍記 ――附・自選荷風百句
永井 荷風
永井 荷風의 麻布襍記 ――附・自選荷風百句(さとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,256자 · 77화면
三宅坂へ戻って麹町の大通りへ廻り牛込のはずれの家へついたのは夜半過であった。
世の中はその後静であった。
大正四年になって十一月も半頃と覚えている。都下の新聞紙は東京各地の芸者が即位式祝賀祭の当日思い思いの仮装をして二重橋へ練出し万歳を連呼する由を伝えていた。かかる国家的並に社会的祭日に際して小学校の生徒が必ず二重橋へ行列する様になったのも思えばわたし等が既に中学校へ進んでから後の事である。区役所が命令して路地の裏店にも国旗を掲げさせる様にしたのも亦二十年を出でまい。此の官僚的指導の成功は遂に紅粉売色の婦女をも駆って白日大道を練行かせるに至った。現代社会の趨勢は唯只不可思議と云うの外はない。この日芸者の行列はこれを見んが為めに集り来る弥次馬に押返され警護の巡査仕事師も役に立たず遂に滅茶々々になった。その夜わたしは其場に臨んだ人から色々な話を聞いた。最初見物の群集は静に道の両側に立って芸者の行列の来るのを待っていたが、一刻々々集り来る人出に段々前の方に押出され、軈て行列の進んで来た頃には、群集は路の両側から押され押されて一度にどっと行列の芸者に肉迫した。