일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さとう

麻布襍記 ――附・自選荷風百句

永井 荷風

永井 荷風의 麻布襍記 ――附・自選荷風百句(さとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,256자 · 77화면

아오조라 문고

落葉

冬至陽生春又来の句も思い出される時節である。

十二月は野菜の味最もよく其価最廉なる時節である。大根もうまい。蕪もうまい。京菜もうまい。葱もうまい。机の傍に円火鉢引寄せ書を読みながら柚味噌煮る楽しみも十二月である。庭の隅に取り忘れられた石榴の実や藪の中なる烏瓜、または植込のかげの梔子の実に、冬の夕陽の反映を賞するのも十二月である。

門を閉じて客を謝し、独り食に飽きて眠をのみ貪れば、蟄居の楽しみ全く冬にまさる時はない。冬至の節はわたしの最も好きな日である。

落葉

菊花は早くもその盛りを山茶花に譲り、鋭い鵙の鳴声は調子のはずれた鵯に代る十一月の半過から十二月の初が即ち落葉の時節である。黄葉、紅葉、共に落ち散って掃うに暇もないので、落葉は庭にも街にも到る処に積っている。路地の家にも物干台の植木鉢は瓦の間の雑草と共に葉を落す。

わたしのいかに落葉を愛するかは、既に拙著断腸亭襍稾の中に述べ尽されてある。ここに再び繰返すには及ばない。わたしは唯年と共に落葉を愛する情のいよいよ痛切になって来た事を記せばよいのである。

四年前戊午の年大久保の家を売払って築地の路地に引移ろうとしたのは丁度落葉の最も多い十二月であった。