일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さとう

麻布襍記 ――附・自選荷風百句

永井 荷風

永井 荷風의 麻布襍記 ――附・自選荷風百句(さとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,256자 · 77화면

아오조라 문고

桜花散り来る竹縁に草餅を載せた盆の置かれたる、水草蛍籠なぞに心太をあしらいたる、或は銀杏の葉散る掛茶屋の床几に団子を描きたる。此等の図に対する鑑賞の興は蓋し狂歌俳諧の素養如何に基く事、今更論ずるまでもない。

柏莚が老の楽に「くづ砂糖水草清し江戸だより」というような句があったと記憶している。作者の名を忘れたが、これも江戸座の句に「隅田川はる/″\来ぬれ瓜の皮」というのがあった。

詩文の興あれば食うもの口舌の外更に別種の味を生ず。袁随園の全集には料理の法を論じた食単なるものがある。明治初年西田春耕と云う文人画家は嗜口小史を著して当時知名の士の嗜み食うものを説明した。いずれも当時文化の爛熟を思わしむるに足る。

われ等今の世に趣味を説くは木に攀じて魚を求むるにひとしい。わが医師わが身に禁ずるに甘きものを以てしたるは或は此の上もなき幸いであるやも知れぬ。最早都下の酒楼に上って盃盤の俗悪を嘆く虞なく、銀座を散策して珈琲の匂いなきを憤る必要もない。

大正十年九月稿