후리가나로 읽는 일본 고전
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さとう
麻布襍記 ――附・自選荷風百句
永井 荷風
永井 荷風의 麻布襍記 ――附・自選荷風百句(さとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,256자 · 77화면
文壇の若輩常に個人の自由を主張し個性の尊重すべきを説く。而して往々報恩感謝等の美名の下に先進者の意志を束縛して顧みず甚だ奇怪なり。文事に覊縻なし文壇もと悠々自適の天地たるべきなり。然るに猶此の煩累あるを免れず。悲しまざるべけんや。
曽て漢詩の大家何某先生白玉楼中の人となるや葬礼に際して俄に文学博士の学位を授られたる事あり。此れ其友人門生等先師の墓標に文学博士の四字を記入せん事を冀い其の訃を秘して窃に学位授与の運動をなしたるによるものなりといえり。此もとより風聞に過ぎず然れども世間には往々親切ごかし御為ごかしに此の類の挙を敢てし却って死者の名を辱むるもの多し。今日一家の主人病に死するや其の葬礼のよく死者生前の意志又は遺族が意向のままに行わるるもの甚稀にして大抵は友人親戚が厚情の犠牲となり畢るを常とす。余が家翁の世を去られし時にも親戚群り来りて其の筋より叙位叙勲の沙汰あるまで訃を発すべからずとなし虚栄の為に欺瞞の罪を犯す事を顧みざりき。家翁は生前より位階を欲せず失意の生涯を詩に托して清貧に甘んぜられしは其官職を去られし時、半生潦倒簿書叢。鏡裏旋驚衰鬢蓬。