후리가나로 읽는 일본 고전
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さとう
麻布襍記 ――附・自選荷風百句
永井 荷風
永井 荷風의 麻布襍記 ――附・自選荷風百句(さとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,256자 · 77화면
は入谷の辺に「骨盗み」は目黒に住われたる事あるが故に出で来れるものなるべし。小説を作る時篇中人物の居住する土地の事情と風景とに対する観察は人物の性格と共に寸毫も忽にすべきものならず。移居の述作に効あるや誠に理ありと言うべし。
李商隠が雑纂に遷移を好んで止まざれば須く貧なるべしと。世の諺にも動けば損と云う。然れども文士元来黄金に縁なし。余麻布に移りて空地と坂崖等「日和下駄」の中に書き漏したる処多きを知り未だ移居の費を悔るに暇あらざるなり。
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活動写真映写の筋立何卒御暇もあらば御考案ありたしと、或人より頼まれたる時余直に答えけるは、貧しき一人の老父富豪の自動車に轢かれて死し、其の忰は或工場の職工なりしが同盟罷工のまきぞいにて身に覚えもなき罪を負い、其筋に検挙せられ、家に残りし老母病みて薬のみかは食うものさえなき有様に、妹娘のお何というもの内職の箱張をやめて芸者に身を売り、母を養う中忽ち梅毒にかかりて両眼を失い、一家餓死するというような話。どうです此れなら見物はおいおいと泣きましょうと云えば依頼者眼を円くして、先生は見掛によらず危険思想を抱く人かなと去って復来らず。