후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんかめん
黄金仮面
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金仮面(おうごんかめん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,357자 · 287화면
舞台は夜の公園の光景である。背景は黒幕、その前一面に深い樹立の体、光線といっては、青っぽい常夜燈がたった一つ。怪談めいた場面である。
先ず数人の仕出しが出て、「黄金仮面」の噂を精々物凄く話し合うことよろしくあって、彼等が引込むと、この芝居の副主人公とも云うべき、非常な臆病者が登場し、暫く独白をやっている所へ、うしろの木立を分けて、ヌッと黄金仮面が現れる。と云う順序だ。
で、愈々怪物が姿を現わした。前幕と違って、顔ばかりでなく、全身をダブダブしたマント様の金色の衣裳で包んだ、変な恰好だ。それを見た臆病者の大げさな仕草、当然見物席に哄笑が起る筈の場面である。だが、誰も笑うものはなかった。さっきの本物の黄金仮面の騒ぎが、まだ人々の頭を去らぬのだ。そして、真実と舞台との異様なる相似が、見物達に何とも云えぬ変梃な感じを与えたのだ。
やがて、この幕第一の見せ場が始まる。
燐光のスポットライトが、闇の中に、怪物の顔の部分を丸く浮き上らせた。舞台にはたった一点、金色のお能面の様な顔丈けが、燐光に燃えている。
と、どこからともなく、シューシューという、変な音が聞え始めた。