일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おうごんかめん

黄金仮面

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 黄金仮面(おうごんかめん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,357자 · 287화면

아오조라 문고

美子姫

いつ? どこへ? そして何を? 彼の目的物が常に財宝に限られているとは極まらぬ。若しや、あの人間離れのした無敵の腕力を振って、恐ろしい殺人罪を目論む様なことはないであろうか。気の弱い人達は、ふとそれを考えたばかりで、もう真青になって、どう防ぐすべもない大恐怖に、戦慄しないではいられなかった。

美子姫

この東京市民の恐怖は、当っていたし、又当っていなかった。というのは、怪賊は果して、僅々数日の後再び聞くも恐ろしい大犯罪を企てたが、その場所は、何という出没自在、意外にも東京から遠く離れた日光山中の、鷲尾侯爵家の宏壮な別邸内であった。

鷲尾侯は北国大藩の大名華族、本邸は東京にあるのだけれど、当主正俊氏は日光山中C湖畔の別邸を好んで、殆んど一年中そこに住み、同侯の有名な道楽、古美術品を納めた小美術館も、この別邸内に建てた程である。

十九歳の美子姫は、侯爵の一粒種、婦人雑誌、写真画報などで、姫の容姿に接したものは、その名状し難きあどけなさ、不思議な魅力をたたえた、夢見る如きまなざしに、うっとりせぬ者はなかった。

その日、姫は書斎の窓に凭れて、眼下に横わる、眠った様な湖水を眺めながら、物思いに耽っていた。