일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いしがおごる

いしが奢る

山本 周五郎

山本 周五郎의 いしが奢る(いしがおごる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,304자 · 45화면

아오조라 문고

保馬はほうと云ったきりで、自分の右の手をうち返し眺めた。彼は評判ほどではないが、色の白い、ととのった、品のいい顔だちで、眉と眼のあいだがかなりひろくあいていた。眉ははっきりと濃く尻上りであったが、眼はやさしく尻下りであった。ときどき唇をむすんで上へ歪める癖があり、そうすると調和がこわれて、親しみのある顔になるが、すましているときは、あまりととのい過ぎていて、ちょっと近よりにくい感じを与えた。いま又兵衛には保馬の態度がよくわからなかった。うちとけていいようでもあるし、そうしては悪いようでもあった。そして、そんなばあいには、早く引上げるほうがいい、ということを又兵衛は知っていた。

「ちょっとお耳にいれたいことがあったんですよ」と又兵衛は調子を変えた、「お耳にいれておくほうがいいと思うんですが、貴方が来られるというので、いろいろな噂が出ているのを御存じですか、例えば貴方が勘定吟味役として来たのだというような……」

保馬はにが笑いをしただけで、肯定もせず否定もしなかった。

「むろん私には関係のないことですが」と又兵衛は続けた、「その噂がいちばん信じられていて、事実とすれば当然ですが、ひじょうな反響をよび起しています、かれらは貴方が来たばあいに備えて、それぞれもう手段をめぐらしているくらいですよ」