후리가나로 읽는 일본 고전
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いのちのしょや
いのちの初夜
北条 民雄
北条 民雄의 いのちの初夜(いのちのしょや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,366자 · 63화면
看護手のように白い上衣をつけていたが、一目で患者だと解るほど、病気は顔面を冒していて、眼も片方は濁っており、そのためか美しい方の眼がひどく不調和な感じを尾田に与えた。
「当直なの?」
看護婦が彼の貌を見上げながら訊くと、
「ああ、そう」
と簡単に応えて、
「お疲れになったでしょう」
と尾田の方を眺めた。貌形で年齢の判断は困難だったが、その言葉の中には若々しいものが満ちていて、横柄だと思えるほど自信ありげな物の言いぶりであった。
「どうでした、お湯熱くなかったですか」
初めて病院の着物を纏うた尾田のどことなくちぐはぐな様子を微笑して眺めていた。
「ちょうどよかったわね、尾田さん」
看護婦がそう引き取って尾田を見た。
「ええ」
「病室の方、用意できましたの?」
「ああ、すっかりできました」
と佐柄木が応えると、看護婦は尾田に、
「この方佐柄木さん、あなたがはいる病室の附添いさんですの。解らないことあったら、この方にお訊きなさいね」
と言って尾田の荷物をぶら提げ、
「では佐柄木さん、よろしくお願いしますわ」
と言い残して出て行ってしまった。
「僕尾田高雄です、よろしく――」
と挨拶すると、