일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おせっかいふじん

おせっかい夫人

岡本 かの子

岡本 かの子의 おせっかい夫人(おせっかいふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 772자 · 2화면

아오조라 문고

午前十一時半から十二時ちょっと過ぎまでの出来事です。うらうらと晴れた春の日の暖気に誘われて花子夫人は三時間も前に主人を送り出した門前へまたも出て見ました。糸目の艶をはっきりたてた手際の好い刺繍です。そこに隣家国枝さんとの境の垣に金紅色の蕾を寄り合わせ盛り合わせているぼけの枝は――だが、その蔭にうろうろしていたのは可愛ゆいカナリヤの雛ではありませんでした。黒っぽくぼやけた四十男でした。

「私、国枝の親類の者ですが、至急旅に立ちますのに必要なものをこの家に預けて置いたのですが留守で困っております」

若くて気の好い、そしてかなりおせっかいな花子夫人が、国枝さん一家が今朝から中野の知人へ出かけたことを知っていたのですからたまりません。国枝さんの嫁さんと姑さんが出かける時、厳重に鍵を利かせて置いた戸締りの何処かにすきがあるかと隣家の戸口という戸口を四十男とたたいて歩き廻りました。がだめでした。

「お気の毒ですわね、横浜の国枝さんのお姑さんのお家の方ででもおありでしょうにね」

「ええ私はその横浜の国枝さんの姑の家の者なのですが」

花子夫人の口まねを四十男がすればするほど、花子夫人は男を信用し気の毒がりました。