일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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このこをのこして

この子を残して

永井 隆

永井 隆의 この子を残して(このこをのこして)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,102자 · 203화면

아오조라 문고

空の鳥

「われなんじらを孤児として遺さじ」

このイエズスの力強い約束が想起される。

孤児の救われるのは、この境地である。孤児が手に入れる幸福の白い鳥とは、この「神の愛」である。このほかに真実孤児の幸福はない。

神の限りない愛の光は孤児の上にゆたかに注いでいる。フラナガン神父はただ横にあって、悪い風が吹きつけぬよう、気を配っている。

空の鳥

イエズス・キリストの言葉を聞こう。

「五羽のすずめは四銭にて売るに非ずや、しかるにその一羽も、神のみ前に、忘れらるることなし。なんじらの髪の毛すら皆算えられたり、ゆえに恐るることなかれ、なんじらは多くのすずめにまされり」

この言葉を聞いて安心しない者があろうか? 神にお委せしておきさえすれば、誠一もカヤノも絶対に大丈夫である。

一羽一銭の値打ちもないすずめ、なんの役にも立たぬちっぽけなすずめ、――屋根からこぼれる木の葉のように庭におりると、きょろきょろと右を見、左をうかがい、ガラス戸越しに私から見られているとも知らず、人間もとんびもおらぬと安心をし、ひとつ大あくびをしてから、ぴょんぴょんとむしろのほうへ行き、干芋をつつき、三ツつついては首をあげて空を警戒し、また二口ばかり芋をつつき、雲の影がすうっと通りかかったのにおびえてパッと飛び立ち、口にくわえた干芋をあたら落とし、仲間と羽を