일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さまようまちのさまよういえのさまようひとびと

さまよう町のさまよう家のさまよう人々

国枝 史郎

国枝 史郎의 さまよう町のさまよう家のさまよう人々(さまようまちのさまよういえのさまようひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,916자 · 75화면

아오조라 문고

八

兵が来ると何時の間にか消えて無くなり、兵が帰ると又すぐ開かれるという工合で、大令も後では奔命に疲れてしまった。それもその筈で、この軍隊は該匪と内通し、自分達が討伐に向うに先立ってその旨を通知し、予め立ち除かしめて置くので、捕まる者が一人もない。所が始め訴え出た某はその間の情実を察知したので上官に密告した。そこで或日未明に一隊が突然襲来して、匪の夢を破り、多少戦うて終に十余名を捕虜としたが他は逃げ去ってしまった。

八

青幇というのはこういうものなのです。そうしてその青幇の中には、日本人も加入しているのです。

そうして一旦加入した者は、どんなことがあろうと脱けることは出来ず、又、命令に背くことは出来ず、もしもそれに違反したが最後、自分ばかりか一家一族が、根絶やしにされて了うのです。

そういう青幇に繁青年が、関係しているというのですから、恐ろしいことと言わなければならず、私も昂奮した訳でした。

「繁君」

と私は云いました。

「事情を詳しく話すがいい。ね、詳しく話したまえ」

すると青年は云いました。

「私、貴郎にお願いいたします。娘の家へ行って下さい。初枝さんの家へ。