후리가나로 읽는 일본 고전
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さまようまちのさまよういえのさまようひとびと
さまよう町のさまよう家のさまよう人々
国枝 史郎
国枝 史郎의 さまよう町のさまよう家のさまよう人々(さまようまちのさまよういえのさまようひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,916자 · 75화면
此の種の罪悪は、女匪の犯行の中でも許すべからざるものである。女匪の中には博奕専門の奴がいて、金持の家族に接近しそして賭博に誘い、大金を捲き上げる。博奕を開いた最初一日二日は態と負けてやり、その間に向うの手筋を看破し、且つ骸子の印を覚えて置いて、それから捲き上げに掛る。時には又女匪自身が大家公館に夫々伝手を求めて入り込み凄い腕を振うこともある。之等の女匪を女子郎中という。
度胸の据った或いは手先の特別器用な女匪は、窃盗の手先や掏摸になる。匪徒が窃盗するには先ず女匪をして家内の様子を偵察せしめ、そして時を計って入り込み、仕事をするので、その手先が第一番に捕まえるのは、婢僕である。
嘗て某公館がこの手でウンとやられた事がある。或日そこのアマが裏門のそばで洗濯していたら一人の巫女がやって来てそのアマに向い、お前の身の上には今に大変なことが起って来る。お前の印堂の黒いことはどうだ、ああ怖い怖いと言ったので、簡単なアマは大変吃驚し、どうしたらこれを避けることが出来ようかと援けを求めた。巫女は鹿爪らしく、お前が今日わしに逢うたのはせめてもの幸だ、ここ二三日遅れたらもう取り返しがつかなかった。