일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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それから

それから

夏目 漱石

夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면

아오조라 문고

「うん、何時までもそう云う世界に住んでいられれば結構さ」と云った。その重い言葉の足が、富に対する一種の呪詛を引き摺っている様に聴えた。

両人は酔って、戸外へ出た。酒の勢で変な議論をしたものだから、肝心の一身上の話はまだ少しも発展せずにいる。

「少し歩かないか」と代助が誘った。平岡も口程忙がしくはないと見えて、生返事をしながら、一所に歩を運んで来た。通を曲って横町へ出て、なるべく、話の為好い閑な場所を選んで行くうちに、何時か緒口が付いて、思うあたりへ談柄が落ちた。

平岡の云う所によると、赴任の当時彼は事務見習のため、地方の経済状況取調のため、大分忙がしく働らいてみた。出来得るならば、学理的に実地の応用を研究しようと思った位であったが、地位がそれ程高くないので、已を得ず、自分の計画は計画として未来の試験用に頭の中に入れて置いた。尤も始めのうちは色々支店長に建策した事もあるが、支店長は冷然として、何時も取り合わなかった。むずかしい理窟などを持ち出すと甚だ御機嫌が悪い。青二才に何が分るものかと云う様な風をする。その癖自分は実際何も分っていないらしい。平岡から見ると、その相手にしない所が、相手にするに足らないからではなくって、寧ろ相手にするのが怖いからの様に思われた。