후리가나로 읽는 일본 고전
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それから
それから
夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면
三千代は、
「今日は沢山。そう緩りしちゃいられないの」と云って、昔の金歯を一寸見せた。
「まあ、可いでしょう」
代助は両手を頭の後へ持って行って、指と指を組み合せて三千代を見た。三千代はこごんで帯の間から小さな時計を出した。代助が真珠の指輪をこの女に贈ものにする時、平岡はこの時計を妻に買って遣ったのである。代助は、一つ店で別々の品物を買った後、平岡と連れ立って其所の敷居を跨ぎながら互に顔を見合せて笑った事を記憶している。
「おや、もう三時過ぎね。まだ二時位かと思ってたら。――少し寄り道をしていたものだから」と独り言の様に説明を加えた。
「そんなに急ぐんですか」
「ええ、なりたけ早く帰りたいの」
代助は頭から手を放して、烟草の灰をはたき落した。
「三年のうちに大分世帯染ちまった。仕方がない」
代助は笑ってこう云った。けれどもその調子には何処かに苦い所があった。
「あら、だって、明日引越すんじゃありませんか」
三千代の声は、この時急に生々と聞えた。代助は引越の事をまるで忘れていたが、相手の快よさそうな調子に釣り込まれて、此方からも他愛なく追窮した。
「じゃ引越してから緩くり来れば可いのに」