후리가나로 읽는 일본 고전
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それでもわたしはいく
それでも私は行く
織田 作之助
織田 作之助의 それでも私は行く(それでもわたしはいく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,708자 · 181화면
「――併し、その当り前のことを当り前の顔もせず、得々と太陽説をふりまわしている連中を見ていると、僕アむかむかして来るんだ。みんな自分が聖人みたいな顔をしてやがる。ジイドが言ってるよ。健康とは即ち病気が不足している状態の謂いだ――と。誰だって健康になりたいよ。しかし本当に健康になりたがっているのは病人だけなんだ。誰だって日まわりのように太陽の光線に憧れたいよ。しかし、夜をへなくちゃ太陽は登らないんだ。夜の青白い光を知っている者だけが、本当に太陽の光線に憧れるんだ」
「…………」
鶴雄はだまってきいていたが、こいつ頭が悪いぞ、こいつの喋り方はしどろもどろだと思った。
小田は鶴雄がだまっているので、謹聴しているのだと思ったのか、煙突のように煙草のけむりを吐きながら喋りつづけた。
「日本の文学なんてどうしてこう、病気が不足してるだろうね。日本の状態なんて全身これ四百四病じゃないか。大体、日本の部屋というやつは、履物をぬいで上るね。だから、文学だって、土足のまま人生の中へはいって行くような文学がないんだ。外国の文学をみろ。大文学はみんな土足のままだ。日本には下足番みたいなコセコセした批評家が多すぎるよ」