후리가나로 읽는 일본 고전
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とむらいきかんしゃ
とむらい機関車
大阪 圭吉
大阪 圭吉의 とむらい機関車(とむらいきかんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,729자 · 371화면
ね。それにもかかわらず、ほら、御覧の通り、機関車の操縦室の床から落ちた血の雫は、こんな処まで続いているじゃないか※(感嘆符疑問符、1-8-78) いや、それどころかまだまだ西方まで続いている様だ。――ひとつ、僕達は、その血の雫の終る処までつけて行って見ようじゃないか」
で喬介は再び歩き出した。私は一寸身顫いを覚えながら、それでも喬介の後に従った。
嵐はもう大分静まっていたが、この附近の路面には建物がないので、広々とした配線構内の上には、まだ吹止まぬ寒い風が私達を待っていた。喬介は線路の上を歩きながら、何かブツブツ呟いていたがやがて私へ向って、
「君。この血の雫の跡を見給え。落された雫の量の大きさは少しも変っていないのに、その落された地点と地点との間隔は、もう二米余にも達している。僕は、先刻からこの間隔の長さが、追々に伸びて行く比率に注意しているよ。それは余りに速く伸び過ぎる。――つまり73号機関車は、あの給水タンクの地点から急激に最高速度で出発させられたのだ。――大体、入換用のタンク機関車などと言う奴は、僕の常識的な考えから割出して見ても、牽引力の大きな割に速力は他の旅客専用の機関車などより小さい訳だし、それに第一転轍器や急曲線の多い構内で、そんな急速な出発をするなんて無茶な運転法則はないんだから、この73