후리가나로 읽는 일본 고전
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アンドロギュノスのちすじ
アンドロギュノスの裔
渡辺 温
渡辺 温의 アンドロギュノスの裔(アンドロギュノスのちすじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,168자 · 267화면
龍騎兵の将校さんででもあれば、ともかく――屹度、家の女中に恋しているのに違いない」と仰有いました。それから、女中達がみんな一人一人きびしい吟味を受けたのですけど、誰も名告って出る者がないのです。お嬢さまは、誰よりも一番妾を疑いました。それと云うのは、他の女中達はみんな不器量で、見初められそうなのは一人もいなかったからですわ。でももとより妾自身の方には少しも覚えのないことだし、妾はあくまでも知らないと頑張り通しました。すると、お嬢さまは、相手が縦令どんなに取るに足らなそうな男でも、そのひたむきな純潔な愛は天地にかけ更えもない優美な貴いものだ――その愛情にほだされない様な女は永遠に真実の愛に祝福される機会を取り逃がす不幸せな女だ、と仰有って、しまいには泪さえ流して、あなたのために弁護なさいました。そして、挙句の果に大そう御機嫌を害ねて、到頭今日限り妾はお払い箱になってしまったのです。人の情を知らない冷酷な女だって……妾、一体、どうすればよろしいのでしょう。……』
『どうするって……』
Y君は、恥かしさのあまり、本当にこの女中の見ている前で、池の中へ飛び込んでしまいたい程だった。