후리가나로 읽는 일본 고전
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ジャン・クリストフ
ジャン・クリストフ
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 ジャン・クリストフ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,123자 · 13화면
十巻は一つの河流として、作者ロマン・ローランの脳裡に映じていた。そこにはいわゆる小説らしい構図はない。ただ一筋の流れがあるのみである。そしてその一筋の流れを、眼に見えるがようにではなく、耳に聞えるがように、作者はわれわれに伝えている。
ロマン・ローランは、看る人ではなくてむしろ聴く人である。直覚によって事象の内部に探り入り、その内生命の神秘を、音楽的の暗示力によって伝えんとする人である。「ジャン・クリストフ」十巻がいかに音楽的諧調に満たされているかは、次の告白によっても明らかである。――「まず私は、作全体の音楽的印象をまるで星雲のように思いこらして、それから句一つ一つの律動をも思い刻んでみたが、それよりは主要なモティーフ、わけても作全体における巻と巻との連絡、一巻における章と章との連絡、一章における節と節との連絡、それらから生ずる律動を、より深く思い刻んでみた。私はここに一の本能的な法則があることを了解している。そして私の書くいっさいは、この法則によって命ぜられている。」――しかも彼の感受性は、静の状態のうちより動の響きを聴き取るだけの精緻さを具え、その響きを精細に分析するだけの鋭利さを具え、全体を整然と統一するだけの明敏なる知力を伴っている。