후리가나로 읽는 일본 고전
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ドーヴィルものがたり
ドーヴィル物語
岡本 かの子
岡本 かの子의 ドーヴィル物語(ドーヴィルものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,723자 · 44화면
――で、一体フランス政府へは一年に何のくらい賭博から這入るのだろう。
――それが簡単に判る位だったら、わたしこんなに苦労はしなかったのよ。なかなか判らないからまたわたしの商売にもなるのよ。
小田島は彼女の顔をあらためて見た。彼が三年前彼女と巴里の共和祭の踊場で知り合って以来、彼女は随分職業を変えた。ジャン・パトウのマネキン娘。愛犬倶楽部の書記助手。土耳古の金持の妾、アメリカ世界観光船へ乗組の遊び女、これらの職業に携わって居る間に彼女は小田島に度々遇って、いくらも生活の愚痴や自慢話はするのだったが、職業それ自体に就ては何の感想も述べなかった。何れも運命の当然と諦めて居るらしかった。そしてハンドバッグにはいつもカスタネットを一組入れて居て、自分の職業が悲しくなるとそれを取出し、カラカラ指先で鳴らして気持ちの鬱屈を紛らして居た。今度の職業は、彼女にとって今までよりずっと重荷であるらしかった、で今までとは違いいくらかでも彼にこの職業の内情を割って見せる彼女が彼にはいじらしく見えた。
四
人を煽てに乗せることをよくない趣味と心得て居乍ら、而も職業としては悪びれず、何処迄もそれを最上の商法信条とする。