후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
パンドラのはこ
パンドラの匣
太宰 治의 パンドラの匣(パンドラのはこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,644자 · 386화면
「え、よしたんです。」僕は、ちょっとお追従笑いをしてしまった。
「考え直してみないかね?」やはり、にこりともせず、僕の眼をまっすぐに見ながら問いかける。
「惜しいじゃないか。」傍から、別の本科生も言葉を添えて、「中学時代に、あんなに鳴らしていたのにさ。」
「僕は、――」はっきり言おうと思った。「雑誌部へなら、はいってもいいと思ってるんですけど。」
「文学か!」誰かが低く、けれども、あきらかに嘲笑の口調で言った。
「だめか。」額の広い学生は、溜息をついて、「君を欲しいと思っていたんだがねえ。」
僕は、ひどく、つらかった。よっぽど、蹴球部にはいろうかと思った。けれども、大学の蹴球部は中学校のそれよりも更に猛烈な練習があるだろうし、それではとても演劇の勉強などは出来そうもないから、心を鬼にして答えた。
「だめなんです。」
「いやに、はっきりしていやがる。」誰かが、また嘲笑を含めて言った。
「いや、」と額の広い学生は、その嘲笑の声をたしなめるように、うしろを振り向いて、「無理にひっぱったって仕様がねえ。なんでも好きな事を、一生懸命にやったほうがいいんだ。芹川は、からだを悪くしているらしい。