일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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フレップ・トリップ

フレップ・トリップ

北原 白秋

北原 白秋의 フレップ・トリップ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,698자 · 293화면

아오조라 문고

奥では燻製の鰊や、蟹の鑵詰の鑵や、シトロン、麦酒の瓶などが、売品として、二、三の卓上に飾り立ててもあった。間の即製のビラを見上ると、

黄ストロン   一本参拾銭

赤キング    一本参拾銭

水雷サイダア  一本弐拾五銭

と拙い字で、しかも赤インキで丸々をつけたのが、「なるほど此処は樺太だわい。」とおかしがられた。

その黄ストロンをまた一本あけてもらった。

*

本船へ帰ると、私たちは初めて自分たちの塒に戻ったような気安さを感じた。何かさびしい、あっけないような国境の印象であった。

午後には、やや西の方が霽れかかって、時が経つにつれて、赤いぼやけた雲の色になった。日が短くて、薄ら寒い空気であった。

能楽の笛がまた何処かの甲板に鳴り出した。

人々はまた椅子を持ち出し初めた。ずらりと外洋を向いては並んでいる。

「赤化は絶対にいかんです。」と誰やらが叫んでいた。

「とにかく、現代はあまりに無秩序です。学生間にでもですな、この際大いに尊皇の精神を鼓吹せなくちゃならぬ。そこでですな。私は天照皇太神宮と、阿弥陀仏と、我が皇室と、この三体を一つに祭って、いやその祭壇を私の家庭にこさえたのです。