후리가나로 읽는 일본 고전
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フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
北原 白秋의 フレップ・トリップ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,698자 · 293화면
私は南国人だ。北方の陰暗、深刻、そうした私の芸術に欠けているものをこそ求めて、私はこの北方に来ることを楽しみにしていた。が、来て見ると、案に相違した。あまりに新鮮で爽快過ぎる。樺太はやはり冬に来べきところだと思う。私はここで童謡はできるかも知れないと思えるが、北国風の民謡は到底作れそうにもない。夏は南国だ、熾烈で、あの深刻な悩気と棄ばちの気分は。
この八月の豊原風景はまさしく貴公子の緑の雨外套だろう。
だが、このH旅館の女中はどうしたというのだろう。この豊原一の宏壮な旅館だからかとも思ったが、まるで芸妓のような美服を著、粉黛している。内地の何処の旅館に泊ったってこんな事はない。一々嬌笑する。この家の旦那というのは内地の代議士だそうだ。
それから庄亮君が名刺屋を呼びつけたよ。法学士、鉄道会々員、新聞同盟外報部長という肩書附きで、本宅は青山の親爺さんのところで電話番号までチャンと刷らせるというのだ。明朝までにととのえろだ。脅かすなというと、「なに、これでいいんだよ、見ていたまえ、あっはっはっ。」と豪傑笑いをしてのけた。僕も忘れて来たので、ついでに名前だけのを頼んだ。