후리가나로 읽는 일본 고전
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モスクワにっきから
モスクワ日記から
宮本 百合子
宮本 百合子의 モスクワ日記から(モスクワにっきから)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,232자 · 11화면
ソヴェト同盟の労働法が、姙娠五ヵ月以上の婦人労働者、生後十ヵ月以内の赤坊をもつ婦人労働者を、殆ど絶対に解雇することを禁じている安心さと、何という相違だろう!
若い医員は、先へ立ってドンドン半地下室へ降りて行った。さっぱりしたコンクリートの、隅々まで整頓された炊事場。洗濯所。一週間入院中は面会はさせない。ただ家から果物やジャムなんかを持って来ることは随意というわけで、入院産婦への見舞受付口には亭主らしい数人の男と七八人の籠を腕にかけた女連が立っている。
炊事場の取締りをやっている肥った小母さんが自分を見て、
「どうです? われわれの産院は?」
それから満足そうに笑いながらつけ足した。
「御馳走を一つたべて見ませんか?」
コンクリートの廊下を戻って来ると、一つの室のドアが開けっぱなしになっている。窓から射す明るみの中でパッと赤い布をかけたテーブルが浮立っている。
「ああ、これがここに働くもののクラブです」
本棚がある。小説類、レーニン論文集、生理医学等の本がギッシリつまっている。
「すべての勤労者に知識と健康とを!」
絵入りの手書壁新聞が貼られている。幾列も並んでいる長い卓子の一隅で、若い看護婦が帳面に何か書いている。