후리가나로 읽는 일본 고전
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モスクワにっきから
モスクワ日記から
宮本 百合子
宮本 百合子의 モスクワ日記から(モスクワにっきから)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,232자 · 11화면
すぐ女車掌が切符の束をもってドアのわきに立ってる。乗る。直ぐ八哥(八銭)出して切符を買う。そしてズンズン中へ入り、運転手台の方から降りる。女車掌がだから走っている電車の中を苦しい思いして歩きまわって、切符を売らないですむ。ひどく混んで、電車に乗るやドシドシ押され、切符を買う間がなくてズッと真中へ押し込まれても決して心配はいらない。八哥出して、自分の隣りに立っている男にでも女にでも、
「どうか一枚切符買って下さい」
とたのむと、その人が、次へ、またその次へ、八哥は手から手へ、女車掌のとこまでキッと届く。同じようにして、切符が自分のとこまでやって来る。どんなに混んでも、度々でも、釣銭までも、集団的訓練のあるモスクワ人は間違いなく、こうして互に助け合う。)
ところで、サリヤンカの手前で電車を降りて、先へ先へと行くが、ちと工合が変だ。左へ曲る通りなんぞない。
塀の修繕をやっている労働者に、
「クララ・ツェトキンの名による産院はどこだか知りませんか?」
「そりゃ、ウンと来すぎた」
高いキャタツの上で、手をふりまわしながら教えてくれた。停留場から戻るのを、逆に来てしまっている。