일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せんきゅうひゃくさんじゅうしちねんをおくるにほん

一九三七年を送る日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 一九三七年を送る日本(せんきゅうひゃくさんじゅうしちねんをおくるにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,500자 · 23화면

아오조라 문고

二・二六事件によって契機された粛軍の必要、今年に這入ってからの北支工作の一時的行きづまりなどは、宇垣内閣の流産やその後の林内閣の祭政一致主義にも拘らず、この正常波をよび返した心理的原因であろう。尤もこの正常波は決して単一な波ではなくて、ある複雑な合成波なのであり、その内最大の振幅を有ったものは、他ならぬ統制化の名の下に一括される刻々その振幅を拡げる動きであったから、その合成波であるものも、結局出来る限り正常な形の曲線に近づけられた限りの非常波であったに過ぎず、出来るだけ既成常識によって通常視され合法化され得るような形をとった非常時的な波であったわけだ。本年上半期に於ける林内閣の失脚、近衛内閣の一応の成功と大体に於ける好人気、とは政局に於けるこの合法的通常味のおかげであったのである。だが他方、この合法味や通常性の政治的形式の下に盛られた社会機構内容そのものは、却ってその反対な実質を固めるものであったことは人の知る通りで、政変ごとに高まる予算乃至軍事予算はこれを物語って余りあるだろう。かくてとに角一応正常化されたこの政局の下にも拘らず、いつしか非常時の声は準戦時体制の声となりやがて全くの戦時体制となった。