일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みっつのまど

三つの窓

芥川 竜之介

芥川 竜之介의 三つの窓(みっつのまど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,811자 · 14화면

아오조라 문고

……しかしその若い楽手ももう今ではメエン・マストの根もとに中った砲弾のために死骸になって横になっていた。K中尉は彼の死骸を見た時、俄かに「死は人をして静かならしむ」と云う文章を思い出した。もしK中尉自身も砲弾のために咄嗟に命を失っていたとすれば、――それは彼にはどう云う死よりも幸福のように思われるのだった。

けれどもこの海戦の前の出来事は感じ易いK中尉の心に未だにはっきり残っていた。戦闘準備を整えた一等戦闘艦××はやはり五隻の軍艦を従え、浪の高い海を進んで行った。すると右舷の大砲が一門なぜか蓋を開かなかった。しかももう水平線には敵の艦隊の挙げる煙も幾すじかかすかにたなびいていた。この手ぬかりを見た水兵たちの一人は砲身の上へ跨るが早いか、身軽に砲口まで腹這って行き、両足で蓋を押しあけようとした。しかし蓋をあけることは存外容易には出来ないらしかった。水兵は海を下にしたまま、何度も両足をあがくようにしていた。が、時々顔を挙げては白い歯を見せて笑ったりもしていた。そのうちに××は大うねりに進路を右へ曲げはじめた。同時にまた海は右舷全体へ凄まじい浪を浴びせかけた。