후리가나로 읽는 일본 고전
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りこんについて
与謝野晶子評論集
与謝野 晶子
与謝野 晶子의 与謝野晶子評論集(りこんについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 50,402자 · 100화면
それとても目に見えて肉体の衝動から自発するのではなかろうと想われる。そうして自分にはその好奇心に類似するものすら欠けていた。
自分が「純潔」を貴ぶ所から堺の街の男女の風俗のふしだらな事を見聞きしてそれを厭い、また読書を好む所から文学書の中の客観的な恋愛に憧れて、自分の感情を満足させていたのが、処女時代の貞操を守り得た二つの理由であったが、厳格な家庭が実世間の男子と交際する機会を与えなかったのもまた一つの理由であった。
自分は学校へ行く以外に家の閾を跨いだことは物心を覚えて以来良人の許へ来るまでの間に幾回しかないということの数えられるほど稀であった。堺の大浜へさえ三年に一度位しか行かなかった。自分の歌に畿内の景色や人事を歌うことが多くても、実際京都や大阪へ行ったことは十度にも満たないのであった。それだけにかえって深い印象が今に残っているのかも知れぬ。勿論学校へ行くには女中や雇人の男衆が送り迎えをする。その外の場合は父や親戚の老人や雇人の婆やなどが伴れて行ってくれる。全く単独に出歩いたことはなかった。
女学校を出てからは益々家の中でばかり働いていた。