일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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りこんについて

与謝野晶子評論集

与謝野 晶子

与謝野 晶子의 与謝野晶子評論集(りこんについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 50,402자 · 100화면

아오조라 문고

と夫婦の対等を御認めにもならなかったでしょう。山田氏などの教育家の御説が正しいものならば、教育勅語にも「夫唱婦和し」と仰せらるべきはずです。

昔には夫唱婦和で表面だけにせよ家庭が治った御治世もありましたから当時の道徳としてはそれで好かったかも知れませんが、婦人の目が開き掛けて男と対等の地位を自覚しようとする今日に、まだそのような未開野蛮時代の道徳で婦人を圧え附けようとする教育家諸先生の頭脳の古風なのに驚かねばなりません。道徳は教育家ばかりの私するものでないのですから、その古風な頭脳のみで御判断なされずに、今の世の識者の意見を遍く参照して、文明人が安心して実行する事の出来るもっと堅固な、もっと立派な道徳を教育家自身が先ず体得して、それを以って水が低きにつく如く無理のない自然な教育をなされてはどうでしょうか。私どもからかような事を申上げるのは教育家の頭脳がまだ十八世紀以前に固定しているからであって、諸先生のために甚だ惜まねばなりません。

婦人がかような正しい道理を教育家に対して申上るようになったのは、今の婦人が生意気なからでもなく、澆季の世になったのだといって御歎息なされる訳もありません。