후리가나로 읽는 일본 고전
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りこんについて
与謝野晶子評論集
与謝野 晶子
与謝野 晶子의 与謝野晶子評論集(りこんについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 50,402자 · 100화면
。露国は露人自身が衛るべきものだと思います。露人に全く、自衛の力がないとは思われません。それに果して独逸の勢力が東漸するか、露国の反過激派が日本に信頼するかも疑問です。
今一つの出兵理由は、西比利亜に独逸の勢力が及ばない先に、出兵に由って予めそれを防ぐことは、西比利亜に接近している我国が独逸から受ける脅威に対して取る積極的自衛策であるという説です。これが補説としては、西比利亜に渋滞している日本の貨物の莫大な量を独逸へ転送されない前に抑留せねばならないといい、また西比利亜にある七、八万の独逸俘虜が既に武装しつつあることの危険を報じます。
しかし私たち国民は決してこのような「積極的自衛策」の口実に眩惑されてはなりません。西部戦場での決戦さえまだ手を附けない独逸が、連合軍側が口穢く言い過ぎるように如何に狂暴であるにしても、その武力を割いて西比利亜に及ぼし、兼ねて日本を脅威しようとは想像されません。我国の参戦程度を手温しとする英仏は、種々の註文を出して日本を戦争の災禍の中心に引入れたいために、独逸勢力の東漸を法外に誇大するでしょうが、日本人はそれを軽信してはならないと思います。