일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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えいがをつくるはなし

中谷宇吉郎集 第三巻

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第三巻(えいがをつくるはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,667자 · 95화면

아오조라 문고

鼓型というのは、六角柱の両底面に六花の結晶がついたものであるが、これを低温室の中で作る時には、先ず六角柱の氷晶を作っておいて、それをそのまま成長させる。そして或る程度の大きさになったら、急に六花の条件にしてやる。すると底面に段々花が咲いて来るのである。

ところが、或る日の十勝で、六角柱や砲弾が盛んに降ったことがあった。それでその写真を連続的に撮っていたら、やがてそれ等の結晶の底面が少し伸び出た結晶にかわった。そのうちに底面の伸び出た部分が角板になった結晶が降って来たので、成る程人工雪で知った通りだなと思っていたら、最後に鼓が降ったので、大いに愉快だったという話なのである。こういう現象も、ちょうどこの種の雪を降らすべき空気の塊りが、麓からだんだん昇って来て、観測点をすぎて空の方へ上って行ったか、或はそれと同等な時間的の気象変化があったとすれば、説明は簡単に出来る。要するに、人工雪も矢張り雪であった。低温室の片隅においてある簡単な硝子管の中でも、大自然の理法は、その中に吹雪の天空を再現してくれることもある。これも天の恵みの一つであろう。

観測は芽出度く一ヶ月間続いた。