후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
らんぽしのしょさく
乱歩氏の諸作
平林 初之輔
平林 初之輔의 乱歩氏の諸作(らんぽしのしょさく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,121자 · 3화면
江戸川乱歩氏の作を『新青年』所載「悪夢」と「孤島の鬼」と二つ読んだ。
「悪夢」は氏の旧作「白昼夢」などとともにグロテスクをねらった作品である。四肢も耳も口もつぶれて、肉塊のような存在となっている廃中尉とその細君との変態的性生活を描いたものである。江戸川氏の想像力の怪異さはある意味で、世界の文学にも類例のない程のもので、この作品でも、そういう人間を性的享楽の対象に考えだしたいうことは私たちを驚嘆させる。
それにもかかわらず氏の筆には新鮮味が甚だ乏しく、常識的といってもよい程な生温い、説明的な文章である。だからこの作者の作品には詩がありそうでかえって詩がないのである。だからどんな途方もない想像をもってきても、読者を吃驚させるような強さがなくて、これでもか、これでもかとおさえつけている間に、下手をすると作者の方がくたびれてしまうのである。だから表現が冗長になって、作者の想像力の効果を、その常識的な、説明的な文章の力で相殺してしまうのである。
次に、これは是非もないことかもしれぬが、作者の想像力が、常に変態的な、異常なものにのみ向けられることに対して私たちは不満を感ずるのである。