후리가나로 읽는 일본 고전
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にごうごしゃくにかんするあいこくてきこうさつ
二合五勺に関する愛国的考察
坂口 安吾의 二合五勺に関する愛国的考察(にごうごしゃくにかんするあいこくてきこうさつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,935자 · 16화면
この教会は日本在住の外人のためにのみ建てられたもので、日本人の信仰は、依然許されていなかった。もっとも見物は許されて、もの好きな日本人のことだから連日見物人のあとを絶つことがなかったが、それらの日本人にむかって神父の説教は厳禁せられていた。
ある日、十何人かの老幼男女の一団がやってきた。あちこち堂内を見物していたが、ほかに見物人のいないのを見ると、突然プチジャン神父のもとへ歩み寄って、マリヤさまはどこ? ときく。マリヤの像の前へ案内すると、あゝ、ほんとにマリヤさま、ゼススさまをだいていらっしゃると、なつかしげに叫んだが、やがてみなみな跪いて祈りはじめてしまった。
彼らがプチジャン神父の問いに答えて告げたことは、彼らは浦上のものであり、浦上の村民のほゞ全数は元和寛永のむかしから表むき踏絵をふみ、仏徒のふりをしながら、ひそかにマリヤ観音を拝み、二百余年の潜伏信仰をつたえている、ということだった。話の途中、見物人のくる気配につとはなれて、なにくわぬふうをして、かえっていったという。これが日本における切支丹復活の日だ。
この日から、神父と浦上部落とに熱烈な関係ができたのはいうまでもない。