일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ひとでなしのこい

人でなしの恋

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 人でなしの恋(ひとでなしのこい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,245자 · 33화면

아오조라 문고

七

ほほほほほほ、私はもうのぼせ上っていたのでございますわね。意識が混乱して、ふとその様な、我身に都合のよい妄想が、浮かび上るほど、それほど私の頭は乱れ切っていたのでございます。なぜと申して、あの睦言の意味を考えましても、その様な馬鹿馬鹿しい声色を使う人が、どこの世界にあるものでございますか。

七

門野家は町でも知られた旧家だものですから、蔵の二階には、先祖以来の様々の古めかしい品々が、まるで骨董屋の店先の様に並んでいるのでございます。三方の壁には今申す丹塗りの長持が、ズラリと並び、一方の隅には、昔風の縦に長い本箱が、五つ六つ、その上には、本箱に入り切らぬ黄表紙、青表紙が、虫の食った背中を見せて、ほこりまみれに積み重ねてあります。棚の上には、古びた軸物の箱だとか、大きな紋のついた両掛け、葛籠の類、古めかしい陶器類、それらに混って、異様に目を惹きますのは、鉄漿の道具だという、巨大なお椀の様な塗物、塗り盥、それには皆、年数がたって赤くなってはいますけれど、一々金紋が蒔絵になっているのでございます。それから一番不気味なのは、階段を上ったすぐの所に、まるで生きた人間の様に鎧櫃の上に腰かけている、二つの飾り具足、一つは黒糸縅のいかめしいので、もう一つはあれが緋縅と申すのでしょうか、黒ずんで、所々糸が切れてはいましたけれど