후리가나로 읽는 일본 고전
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にんげんひょう
人間豹
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 人間豹(にんげんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 155,989자 · 311화면
「恩田はね、高手小手に縛られ、五人の刑事に守られて、あの自動車で警視庁へ、連れて行かれるところだったのさ。しかし、警官の捕縄は、少なくとも人間豹には、少し弱すぎたんだね。恩田が両腕に力をこめて、ウンとやると、プッツリ切れちまった。それは自動車が貯水池の横の淋しい場所にさしかかった時だったがね。刑事たち驚くまいことか、アッと言って飛びかかってきたが、自由になった人間豹に、五人だろうが六人だろうが、敵いっこはないからね。それにやっこさんたち、悲しいことに飛び道具を持っていなかった。そこで、刑事たちは散々な目にあって、一人残らず自動車からほうり出されてしまったんだよ」
「じゃ、恩田は、その自動車を操縦して逃げましたのね」
「そうだよ。実にいい心持で逃げ出したのだよ」
「でも、そのとき、あなたは、どこにいらっしゃいましたの?」
「僕? つまり明智小五郎だね。その僕は森の中で恩田を刑事たちに引き渡すと、今度は恩田の父親を探しに出掛けたというわけさ」
文代さんは、妙な顔をして、マジマジと話し手を見つめた。入歯のせいとはいえ、今夜の明智は、なんだか他人のように思えて仕方がなかった。