후리가나로 읽는 일본 고전
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にんげんひょう
人間豹
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 人間豹(にんげんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 155,989자 · 311화면
だが、彼がそうして木戸口へ急いでいるとき、うしろの舞台で、突如として一発の銃声が聞こえたかと思うと、人々の烈しい罵り声が爆発した。
ハッとして振り向く眼の前に、一つの悲劇が終っていた。将軍ひげいかめしい闘牛士は、金モールの胸から血を流して不恰好にくずおれていた。彼は包囲の警官たちを威嚇していたピストルで、われとわが胸を射貫いたのだ。運の尽きを悟ってか、悪魔に似合わぬいさぎよい最期であった。
ちょうどそのとき、又しても一隊の警察官が、木戸口からなだれ込んできた。
「おお、明智君、奥さんは大丈夫か」
先頭に立った恒川警部が、先ずそれを尋ねた。
「ウン、やっと間に合った」
明智は舞台の一方を顎でしゃくって見せた。そこには、曲馬団の人たちの手で、檻から助け出された文代夫人が、まだ意識を失ったまま、座蒲団を積みかさねた上にグッタリとなっていた。
「だが、残念なことに、犯人の一人が自殺してしまった」
「ああ、そこに倒れている……するとあれが恩田のおやじだね」
「そうだよ。猛獣使いに化けていたんだ」
「で、息子の方は?」
「屋根の上へ逃げ出した。あれを見たまえ」
明智が指さす大テントの天井には、右往左往する捕物の人々が、異様な影絵となって入り乱れていた。