일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひかりをおおうものなし

光を覆うものなし

坂口 安吾

坂口 安吾의 光を覆うものなし(ひかりをおおうものなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,115자 · 24화면

아오조라 문고

ピッタリ接近して前車輪一ツの差がどうにもちぢまらぬゴールインだから、肉眼でも狂いのないレースであった。

こういうハッキリしたレースにも拘らず、武田一着、中川二着と発表があった。

この発表の方法も巧妙である。写真判定の結果などと云えば、見物人が写真を見せろと要求するから、そうは云わない。何コーナーだかで内線を突破した選手があるから審議中だとアナウンスして、長い審議の時間をかけた後に、この内線突破は審議の結果余儀ない事情と認める、と報告し、したがって一着武田、二着中川と何の事もないようにアッサリ発表を了えたものだ。武田、中川以外の別の選手の内線突破に焦点をずらしてゴタゴタと長い審議の時間をかけた後にサッとスリ代えの着順を事もなく報じるという、微妙な心理の盲点をついた方法を用いたのである。

伊東競輪は見物人の数も少く、よその競輪を見なれぬ素人が大半を占めている。また場外車券が売上げの三分の一を占めるという異例の競輪で、それだけ入場者も少いのである。警官の数が甚しく目立つようなところで、これはクサイと思っても、ファンは抗議ができないのだ。競輪で不正が行われているということは、まだ世上の大関心をひく問題とはなっていない。