후리가나로 읽는 일본 고전
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いれふだ
入れ札
菊池 寛
菊池 寛의 入れ札(いれふだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,917자 · 19화면
人物
国定忠治
稲荷の九郎助
板割の浅太郎
島村の嘉助
松井田の喜蔵
玉村の弥助
並河の才助
河童の吉蔵
闇雲の牛松
釈迦の十蔵
その他三名
時所
上州より信州へかかる山中。天保初年の秋。
情景
秋の日の早暁、小松のはえた山腹。地には小笹がしげっている、日の出前、雲のない西の空に赤城山がほのかに見える。幕が開くと、才助と浅太郎とが出てくる。二人ともうす汚れた袷の裾をからげ、脚絆をはき、わらじをつけている。めいめい腰に一本の長脇差をさしている。浅太郎の方は、割れかかった鞘を縄で括っている。二人が舞台の中央にかかった時、後ろから呼ぶ声が聞える。
呼ぶ声 おうい、浅兄い、待てえっ。
浅太郎 おうい、何じゃい。
呼ぶ声 おうい、おうい。浅兄い。
浅太郎 おうい、何じゃい。
呼ぶ声 少し足を止めてくれ。あんまり離れるな。
浅太郎 ようし、分かったぞ、待っているぞ。(そばを振り向いて、才助に) おい才助、一休みしようじゃねえか。
才助 大丈夫かなあ、ここいらで足を止めていて。
浅太郎 大丈夫だとも。木戸の関を破ったのが、昨夜の五つ頃だ。あれから歩き通したもの。もうかれこれ十里近くも突っ走ってらあ。