후리가나로 읽는 일본 고전
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やつがたけのまじん
八ヶ嶽の魔神
国枝 史郎
国枝 史郎의 八ヶ嶽の魔神(やつがたけのまじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,664자 · 323화면
「ひょっとするとアテが外れますぞ。相手の勢いがあまりに強い」「藪をつついて蛇を出したかな」
葉之助贔屓の連中はこれに反して大喜びだ。
「見ておいでなされ白井誠三郎、一堪りもなくやられますぜ」「全体あいつら生意気でござるよ。こっぴどい目に合わされるがよい」
「静かに静かに、構えましたよ」
「どれどれ、なるほど、青眼ですな……おや白井め振り冠りましたな」
「葉之助殿の位取り、なかなか立派ではござらぬか。あれがヒラリと変化すると白井誠三郎刎ね飛ばされます」
五
今や葉之助は中段に付けて、相手の様子を窺ったが問題にも何んにもなりはしない。で、葉之助は考えた。
「かまうものか、ひっぱたいてやれ」
トンと竹刀を八相に開く。誘いの隙でも何んでもない。まして本当の隙ではない。それにもかかわらず誠三郎は、「ヤッ」と一声打ち込んで来た。右へ開いて、入身になり右の肩を袈裟掛けに軽く。そうして置いてグルリと廻り、
「小野派一刀流五点の序、脇構えより敵の肩先ケサに払って妙剣と申す!」
ちゃあんと手口を説明したものだ。鮮かとも何んとも云いようがない。ひっぱたいて置いてひっぱたいた順序をひっぱたいた人間が説明する。