후리가나로 읽는 일본 고전
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くらのすけるす
内蔵允留守
山本 周五郎
山本 周五郎의 内蔵允留守(くらのすけるす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,082자 · 24화면
四
老人は虎之助の異様な姿を見て呆れた。
「お手伝いをしたいと思いましてね」
「それは御殊勝なことですが」老人は微笑した、「……然し、眼で御覧になるほど百姓仕事は楽なものではございません、慰み半分になさるお積りならお止しなさいまし」
「いや慰みの積りではない、遊んでいては躯がなまくらになるので、力仕事をして汗を出したいのです、邪魔にならぬようにするからどうか手伝わせて下さい」
「それならまあやって御覧なさいまし、だが三日も続きますかな」
「まあお祖父さま」
娘は咎めるように眼で制した。……虎之助はその間に、もう力を籠めて、雑草の蔓った荒地へ鍬を打下ろしていた。
四
三日も続くかと老人が云った。
その三日めに、虎之助の全身の骨が身動きもならぬほど痛みだした。幼少から武芸で鍛えた躯である。たかが土を掘り起こすくらいどれほどのことがあろうと思っていた。然し、いざやってみると、老人の言葉の正しいのに驚かされたのである。なにしろ鍬がてんで云うことをきかなかった、勁い雑草の根の張った地面は、虎之助の渾身の力を平然とはね返してしまう、老躰の閑右衛門にはごく楽々と出来ることが、彼の壮年の力量をまるで受付けないのだ。