후리가나로 읽는 일본 고전
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かんこんそうさいはかせ
冠婚葬祭博士
佐々木 邦
佐々木 邦의 冠婚葬祭博士(かんこんそうさいはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,762자 · 30화면
正直者の一生
二日続けて出頭して宜しくお願い申上げたのだから、団さんも奥さんも、よく/\嫁を貰いたい男と思ったに相違ない。
正直者の一生
爾来三年、清水君と大谷君は僕の親友だ。僕の為めに二人が結びついた形もある。僕は二人の関係から団さんの夫婦にも特別贔負になっている。真に親切な人達だ。少時御無沙汰をすると、団さんが食堂で捉まえて、今晩話しに来いと指定する。
「お忙しいでしょう?」
「いや、構わん。今晩は家内も明けてあるんだ」
「それじゃお邪魔を致します」
団さんは会社の冠婚葬祭を一手で引受けている。仲人は年に十件ぐらいだが、不幸の方は月に幾つも重なることがある。社員そのものは頑健に勤めていても、家族に事故が多い。団さんは形式丈けの葬儀委員長でない。息子と娘を失っているから、子供の不幸に同情が深い。
「お察し申上げますよ。是非もない世の中です」
と言って、団さんが手を合せると、遺族は泣き出す。団さんも泣く。然ういう場合、それ以上の慰めはないのだ。
僕は一時初めの中、団さんを軽視したことがあった。好い年をして課長にもなれず、彼方此方へ行って、ペコ/\している。然う思ったら、尊敬する気になれなかった。