후리가나로 읽는 일본 고전
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おとめのきとアブ・サルガ
処女の木とアブ・サルガ
野上 豊一郎
野上 豊一郎의 処女の木とアブ・サルガ(おとめのきとアブ・サルガ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,098자 · 20화면
そこヘエジプトの女王クレオパトラが、ペルシア遠征のアントニウスをエウフラテス河まで見送っての帰りに、ダマスクスから道をユダヤに取ってエルサレムに訪ねて来た。アリストブルスの母アレクサンドラは衷情を披瀝して息子の身の安全を相談した。クレオパトラは機会があったらユダヤをもエジプトに併合したいという下心があったし、ヘロデに対してはもともと好感を持ってなかったので、その相談に乗り出し、アレクサンドラに息子をつれてエジプトへ来るようにと勧めた。事は秘密に計画されたけれども、船に乗る直前にヘロデの部下の者に見破られて、遮られた。ヘロデはクレオパトラを暗殺しようとさえ企てたけれども、アントニウスの復讐を恐れて中止した。しかしアリストブルスを巧みに欺いて庭苑内の池の中で溺死させた。母のアレクサンドラは憤慨して、手紙でクレオパトラに訴えた。クレオパトラはアントニウスに使を出して彼を動かした。アントニウスはラオディケア(トルコ)にいたが、ヘロデを呼び寄せて詰問した。その時ヘロデは王妃マリアムネをエルサレムに残して出発し、腹心の部下の者に命じて、もし自分の一身上に大事があったら、逸早く王妃を殺せと言いふくめた。