후리가나로 읽는 일본 고전
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おとめのきとアブ・サルガ
処女の木とアブ・サルガ
野上 豊一郎
野上 豊一郎의 処女の木とアブ・サルガ(おとめのきとアブ・サルガ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,098자 · 20화면
それを知ってマリアムネは、ヘロデが帰って来ると、明らさまにヘロデを責めて彼の愛を否定した。ヘロデはマリアムネを殺した。
悲劇は悲劇を産んだ。ヘロデの二人の息子(マリアムネの産んだアンティパテルとその弟)は、ヘロデが次第に老齢に入ったので、ローマから呼び返された。彼等は母系の血統のために人民に人気があった。けれども長くローマの生活に馴れて、ユダヤ風ではなかった。それが却って父の自慢でもあった。けれどもヘロデの弟妹はアスモネウス家の血を引いた王子の勢力を喜ばないで、ヘロデに中傷した。ヘロデは自分の息子を疑い出した。ヘロデには多くの妻妾があった。マリアムネの死後はサマリアのマルタケが閨房の勢力を独占していた。エルサレムの王宮は陰謀と策動の巣窟となり、血で血を洗うような事件が続出した。その陰惨な空気の中でヘロデは晩年を送らねばならなくなった。マリアムネの産んだ二人の息子は王位簒奪の謀計を実行しようとしていると知らされ、ヘロデは遂に二人の息子を絞刑に処したが、その後から謀計者は却ってヘロデの弟であったことがわかり、彼をも絞刑に処した。
そういった事件の瀕出で、さらでだに狂暴なヘロデはますます狂暴になった。