후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅういちやぎさぶろうをかたる
十一谷義三郎を語る
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 十一谷義三郎を語る(じゅういちやぎさぶろうをかたる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,959자 · 10화면
文学者間では私は十一谷君と最も親しい者の一人だったが、逢えば碁か雑談で、文学論などをすることが殆んどなく、お互の作品を批評し合うことも殆んどなかった。余り親しくて照れくさかったせいもあろうし、七つの年齢の差があったせいもあろうが、また、創作態度が次第に異ってきたからだったろうか。十一谷君の短篇集「青草」や「あの道この道」などの時代には、作品の傾向も互に近かったが、「唐人お吉」から「神風連」などになると、十一谷君の視野は時代的な広さをもち、小説形式は整備してき、表現技法は独特な彫琢を加えてきたし、私の方は逆に、作品との距離を取失い、形式や技法を無視するようになってきた。昭和六年に十一谷君は、「文学と生活が漸く一致し来りたるを覚ゆ。」と書いているが、それは私から云わすれば、文学のために生活を萎ますような作家態度が確立されだしたことであり、また十一谷君から私を見たら、本当に文学をやってるのかどうか危っかしく思えたことであろう。こういう点について、十一谷君とゆっくり話し合うことのなかったのを、ひどく心残りに思うのである。
十一谷君の最後の絶筆は、朝日新聞の「花より外に」